最近、DX(デジタルトランスフォーメーション)、という言葉を頻繁に聞くようになったと思いませんか?
今日の日経新聞に、文系の私自身にとって、興味深い記事がありました。
文系の人にとっても、AIを学ぶことについて、考えさせられます。
商社「文系社員」をDX
AI研修で底上げ
総合商社が大規模な人工知能(AI)研修などでデジタルトランスフォーメーション(DX)対応力の底上げを図っている。
商社は国内外のIT(情報技術)関連企業と連携を深めているが、文系社員の知見の不足が課題となっており、人材育成を急ぐ。
住友商事は11月、AIを基礎から学ぶオンライン教育を導入する。AIでどのような市場予測や故障検知のモデルがつくれるかを学ぶ。
三菱商事は8月、社員向けの「IT・デジタル研修」を新設した。ロボット工学やAI、DXなどについてオンライン講義を開く。営業担当者や、デジタル関連の投資などに関わる担当者や将来携わる予定の社員を対象に所属や入社年次、年齢は問わず希望を募る。
両社はAIの専門人材が少なく、IT関連の中核子会社にそれぞれ十数人を抱える程度だ。技術職が多いメーカーなどに比べ、社員の大半を占める営業職では文系学部の出身者が多く、AIなどの対応が遅れがちだった。
一方で、三菱商事が5月にNTTと連携して位置情報サービス大手の欧州ヒア・テクノロジーズに出資するなどIT分野への投資に力を入れる。一般社員がAIなどの基礎知識をもつ機会を増やし、各業界の課題解決につながるアイデアや新ビジネス創出を促す。
参照)日経新聞2010.10.20
キノコの目
さすが総合商社ですね。人材への投資スケールが大きい。
文系社員でもAI知識がなければ、今後ビジネスを創っていくのが難しくなる時代ということですね。
私は30歳代で、会社派遣で、上海へ語学留学しましたが、周りには、20代の総合商社メンバーがたくさんおりました。
商社によっては、中国語は、社会人基礎スキルという見方だということを、目の当たりにしました。
若いうちから、何かを学ぶことに投資することは、投資に対してリターンが大きいと、商社の経営層は考えているからでしょう。
今後は、「語学」と「IT」が、社会人の必修科目となるという時代の流れは間違いないですね。
ということで、語学留学の次は、IT留学が、大学生の中でも一般化する予感です。
海外で、ITを学べば、語学とITを一石二鳥で学べますよね。
英語力と同じように、プログラミング言語が、履歴書に書かれる時代が来るかもしれません。
新興テクノロジーは、まだ歴史が浅いこともあり、努力すれば、強力な武器となりそうです。
では、また!
マッシュルーム ワークスタイル / キノコ